IE9ピン留め
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現場主義の強さ
今日、バー部門が開店します。

ここ2~3日の間は今日の開店を目指して、装飾のお手伝いをしていました。本来、このような店舗装飾というものは、お店の持ち主たちが独自にやるもので、引渡し後の作業に現場の職人たちが関わることはあまりありません。しかし、オーナーが中心にたって現場を動かしてきたことも含め、職人も、お店の店員たちも一体となって開店を目指すスタイルはロフト独自のものでした。

そしてそんな装飾作業の中で、僕は平野さんがどのくらい真剣に、このお店の完成姿を想像しながら準備を進めてきたのかを、とてもよく理解することができました。それはお店に貼るポスターの準備から始まり、数々の照明器具や家具など、「どうやってつかう気なのだろうか?」と思われる品々が次々と求められた場所に納まっていく姿は感動的でさえありました。

今回僕はこのロフトの仕事に関わって、現場でものをデザインすることの大切さをあらためて教えられたように思います。僕たち建築士はものをつくるために絵を描くため、どうしても「格好のよい図面」を信頼しがちです。しかし、実際は図面どおりに物が見えるような視点というのは、ほんの一箇所であって、部屋の数々の視点からどのようにみえて、何を重要視するべきかは、本当は実際の場所で決定した方が有効なことが多いのです。そんなあたりまえのことを、僕はこの現場であらためて教えられた気がします。

全ての工事が終わったと思えた、夜11時過ぎ。平野さんは今日の開店を前に店を完全にオープンの状態にして、どのように見えるかのチェックをはじめました。店に流れる音や、机の配置、そして光の具合などを見てみたわけです。すると不思議なことに今まで冷たい空間に見えたバーの中にポッと温かみがともったように思えたのです。そしてその温かみを確認して平野さんは「やっと店ができたね」と安心なさったようでした。そんな温かみの正体がなんなのかは、未だにはっきりはわかりませんが、「お店の神様」がおりてきたようなものだったのかもしれません。

今晩からバー部門が開店します。みなさまも、どんなお店が出来たか、楽しみにご来店くださいませ。

明日からライブ部門の開店に目掛けて、もう一息がんばらねば。。
by loft_a-architect | 2007-11-25 17:15 | 日記
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